「日本も韓国も頑張らなければ優勝できない」マレーシアに苦戦した韓国、ソン・フンミンが苦戦を認める「アジアサッカーが発展している」

苦戦を認めたソン・フンミン[写真:Getty Images]

韓国代表FWソン・フンミンが、マレーシア代表戦を振り返り、アジアカップの難しさに言及した。韓国『聯合ニュース』が伝えた。
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25日、アジアカップ2023グループE最終節で、韓国はマレーシア代表と対戦した。

グループステージ突破は決まっている中で、ラウンド16の対戦相手が決まる順位が大事になる戦い。韓国は首位を目指して戦った中、マレーシアに思わぬ試合を見せられる。

前半にチョン・ウヨンのゴールで先制するも、後半に連続ゴールを許してしまい逆転されることに。その後はなかなかゴールを奪えずにビハインドのまま終盤に差し掛かると、83分にボックス手前中央でやや離れた位置で得たFKをイ・ガンインが直接叩き込み、同点に追いつく。

さらに後半アディショナルタイムにはソン・フンミンがPKを決めて逆転。逆転勝利で終わるかと思われたが、後半アディショナルタイム15分に追いつかれ、3-3のドロー。グループを2位で通過することとなった。

優勝候補の一角に挙げられたながらもFIFAランキング130位と格下のマレーシア相手に苦戦した韓国。試合のMOTMに選ばれたソン・フンミンは記者会見に出席。最後まで諦めなかったマレーシアを称えるとともに、アジアのレベルが上がり、日本を含めて強豪と言われる国が苦しむことになってきたとした。

「マレーシアが最後まで諦めなかった。残念だ。ただ、最も重要なことは、僕たちがベスト16に勝ち上がったということだ」

「失点が多いというのは理想的ではない。優勝するためには、強豪国を相手にしなければいけない」

「韓国はマレーシアと引き分けた。日本はイラクに負けた。マレーシアは勝ち点を取るに値し、イラクは勝つに値した」

「アジアサッカーが発展していると思う。誰もが韓国と日本が優勝候補だと言うけど、決勝までの難関を乗り越えていかなければいけない。日本も韓国も、頑張らなければ優勝できない」

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