「日本との対戦を恐れた」「個人技頼りの攻撃」「守備に明らかな問題」 マレーシアと“衝撃ドロー”の韓国に他国記者から辛辣な声

写真:韓国代表はマレーシア代表に大苦戦 ©Getty Images

韓国メディア『news1』が、AFCアジアカップ カタール 2023における韓国代表の試合ぶりを嘆いている。

韓国代表は、現地時間1月25日に行われたグループステージ最終節・マレーシア代表戦を3-3の引き分けで終え、グループEの2位で決勝トーナメントに進出した。

首位通過していた場合はラウンド16で日本代表と対戦することになっていたが、“格下”マレーシア代表を相手にまさかの引き分け。試合終了間際に痛恨の同点弾を奪われてのドローに、韓国国内でも衝撃が広がっている。

『news1』は「ソン・フンミン(トッテナム/イングランド)、キム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)、イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン/フランス)など欧州のビッグクラブで活躍する選手たちをそろえ、圧倒的な試合内容が予想されたが、韓国はマレーシアを相手に期待以下の試合を繰り広げた」と報じた。

さらに、同メディアは他国記者の韓国代表への評価を紹介。ビッグネームを擁しながらマレーシア代表に善戦を許したチームに対して、厳しい意見が並んだ。

イランメディアの記者は「韓国は日本との対戦を恐れて1位通過したがらなかったようだ」とコメント。「攻撃面は良いのに守備面で多くの問題点を露呈している。まるで今のイランと似ている」と冷静に分析した。

また、同記者は「ユルゲン・クリンスマン監督は良い指導者には見えない。パウロ・ベント監督時代(2018~2022年)の韓国は怖くて強いチームだった」と、指揮官の指導力に疑問を呈している。

マレーシアメディアの記者は「韓国からすれば、明らかに3-0で終わることができた試合。個人技に頼った攻撃だけを繰り広げた」と一刀両断。なお、『news1』は日本メディアの記者の「実力で劣るはずのマレーシアに3ゴールも許した守備は明らかに問題がある。韓国は良い選手を有しているにもかかわらず、戦術的に相手に押された」というコメントも紹介している。

韓国代表は1月30日のラウンド16で、グループFを1位通過したサウジアラビア代表と対戦する。

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