内灘町で仮設住宅31戸着工へ 液状化の被害深刻

液状化の被害を受け、道や建物が傾く=15日、内灘町西荒屋

 内灘町は仮設住宅について、向粟崎運動公園で20戸、千鳥台第3公園で11戸を設置することを決めた。宮坂勤労者体育館横の広場、町総合公園温水プールの海側でも設ける方向で調整しており、戸数はさらに増える可能性がある。

 26日の町議会全員協議会で報告した。着工時期は石川県と調整しており、3月上旬には建設できる見通し。川口克則町長は「仮設住宅だけでなく、町営住宅の建設も検討したい」と述べた。

 町内の上水道の断水区域は760世帯(24日時点)。町側は2月末までに液状化の被害が深刻な町北部の県道下の配水管を復旧し、通水できるようにすると説明した。下水道の使用不能・制限区域は860世帯で、復旧のめどは立っていない。

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