ウサギの精霊とともに…大久野島灯台のキャラクター登場 歴史や魅力を伝える

「うさぎ島」で知られる広島県竹原市沖の大久野島にある灯台を擬人化したキャラクターが完成し、贈呈式が行われました。

「大久野島灯台の守り人」は、大久野島のシンボルでもあるウサギの精霊と共に、島を守り続けているというキャラクターです。

竹原市役所で行われた贈呈式では、キャラクターを製作した「燈の守り人」製作委員会の阪口あき子プロデューサーから、竹原市の今栄市長に等身大パネルやポスターなど7点が贈られました。

「燈の守り人」は、海を守る灯台の役割や歴史を伝えようと、全国88基を選んで擬人化するプロジェクトです。

キャラクターの登場するコミックやグッズも展開して、各地にある灯台の魅力発信にも取り組んでいます。

大久野島は、戦時中に日本軍の毒ガス工場があったため一時、地図から消えるなど、歴史的にも貴重なため、47番目の灯台として選ばれました。

燈の守り人製作委員会 阪口あき子プロデューサー「大久野島及び大久野島灯台は他の灯台にはないこれまでの歴史がありますのでその歴史を伝えたいという思いでキャラクター化することにしました」

竹原市 今榮敏彦市長「我々としては、竹原市、大久野島を発信する、また中瀬戸エリアを象徴的に発信するために大いに活かしてと期待をしているし頑張っていきたいと思っています」

竹原市は、キャラクターをこれから観光PRなどに生かしていきたいとしています。

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