「原爆や平和をどう表現するか考えてがんばった」 小学校の授業で「平和」をテーマにした絵本が完成 広島

広島市の小学校で「平和」をテーマにした絵本をつくる授業があり、23日に完成した作品が公開されました。

「ありがとうの絵本」、「ネコの仲直り」。広島市西区にある天満小学校の5年生がつくった絵本のタイトルです。47人の児童が7つのチームにわかれて手がけたもので、それぞれの完成作品が代表者に贈呈されました。
このプロジェクトは「日本グラフィックデザイン協会」が、子どもたちにデザインと平和について興味を持ってもらおうと企画しました。

「日本グラフィックデザイン協会」などは毎年、平和や戦争の悲惨さを訴える「ヒロシマ・アピールズ」ポスターを発表しています。協会は2023年6月からの授業で、ポスターに込められた平和のメッセージを伝えた上で、絵本のデザインなどをアドバイスしてきました。

児童たち
「今までがんばってきた甲斐があってとてもうれしい」
「感動しました。やっとできあがった、みたいな」
「どこまで原爆のおそろしさや平和の大切さを考えて表現したらいいのかを、すごく考えてがんばりました」

「日本グラフィックデザイン協会」は、今後も同様の取り組みを続けたいとしています。

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