高校野球・春のセンバツ 広陵(広島)3年連続 27度目出場へ 選手たちに伝わった瞬間 開幕は3月18日

高校野球・春のセンバツ出場校が発表され、広陵高校(広島)の3年連続、27度目の出場が決まりました。

小宅世人 アナウンサー
広島市安佐南区にあります広陵高校のグラウンドです。さきほど、中国地区・広陵高校の名前が呼ばれました。このあとの流れです。堀正和 校長先生が、グラウンドに直接降りてこられて、選手たちに報告をします。

きょうは、ゲストに来ていただいています。昨シーズン、広陵高校キャプテンの 小林隼翔 選手と、高校通算62本塁打、“広陵のボンズ” こと、真鍋慧 選手です。よろしくお願いします。3年生の2人です。

さきほど、中国地区の出場校として呼ばれました。おめでとうございます。後輩たちにメッセージありますか?

小林隼翔 選手(3年 元主将)
「いや、本当に去年から一緒にがんばってきた後輩たちなので、すごくうれしい気持ちです」

真鍋慧 選手(3年)
「うれしいっていう気持ちと、やっぱり自分たちが成し遂げられなかった日本を目指してもらいたいです」

小宅世人 アナウンサー
まもなく校長先生が降りて来られると思うんですが、それまでお話をうかがっていきましょう。昨シーズン、キャプテンを務められましたが、ことしの新チームはどういったチームなんでしょうか? 先輩から見て。

小林隼翔 選手
「すごく見ていて、おもしろみはあるチームというふうに言われていて。去年から入っていた選手が少ないぶん、やっぱり何かしてくれるんじゃないかっていうものを持っている選手が非常に多いチームだと思います」

小宅世人 アナウンサー
ことしの新キャプテンは、キャッチャーの 只石貫太 選手ですが、いかがですか?

小林隼翔 選手
「すごく責任感も強いですし、周りに強いことを言えたりとか、優しさもすごくあるので、いいキャプテンになってくれると思っています」

小宅世人 アナウンサー
今、選手たちは円になりながらアップだったり練習を続けているんですが、先輩たちから見ると、この冬場の時期の練習っていうのが本当につらかったんじゃないですか?

真鍋慧 選手
「そうですね。つらかったですね」

小宅世人 アナウンサー
引退する前、この冬場のトレーニングで1年生のときにつらかった練習を1つ挙げるとしたら?

真鍋慧 選手
「自分はタイヤを押すのが一番嫌いでしたね」

小宅世人 アナウンサー
タイヤ押し、たいへんですね。いよいよ、校長先生が階段の上からグラウンドに降りて来られて、これから選手たちに報告があるということで、お2人も下の方に降りてもらってだいじょうぶです。ありがとうございました。

ゆっくりと校長先生が降りてきました。選手たちは白いユニホームに着替えて集まっている状況です。今、3年生の真鍋選手と小林選手が校長先生から声をかけられまして、あいさつを交わしました。

校長先生がグラウンドに入っていきました。選手たちはまだトレーニングを続けているんですが、このあと、どうやら1塁側のベンチの前で例年どおり報告が行われようというところです。徐々にグラウンドにもたくさんの報道陣の方々が集まってまいりました。

校長先生は、もう準備万端といった形なんですが、選手たちが集まってきますかね。今、中井哲之 監督から集合がかかりました。選手たちがいよいよベンチ前に集まってこようとしています。

堀正和 校長ですが今、エースの 髙尾響 投手と固い握手を交わしました。このあと、校長先生から報告があります。総勢149人、1・2・3年生合わせて149人の選手たちが今、1塁ベンチ側にぐっと集まって、その報告を聞こうとしているといった状況です。

広陵高校グラウンド、気温も徐々に下がってまいりました。この時期になると、このグラウンド、とっても寒いんです。選手たちはユニホームの上に紺色のジャンパーを着て、準備をしているといった状態です。選手、そしてコーチ陣、監督もベンチの前に集まっております。

広陵高校 堀正和 校長
「みなさん、こんにちは。ただいま、第96回選抜高等学校野球大会の選考委員会において、本校野球部の3年連続、27度目の甲子園出場が決まりました。おめでとう。これは、野球部員、部長、監督、副部長、コーチ1人ひとり全員の不断の努力の実りです。体を大切にして、みなさんの目標に向けて、これからも全力でがんばってください。再度、言います。おめでとう」

◇ ◇ ◇

青山高治 キャスター
ということで広陵高校、3年連続、27度目のセンバツ決定の瞬間、このセレモニー生中継でお送りしました。生中継で見てると、自分も広陵OBのような気持ちで見守っていました。選手たち、本当に身の引き締まる思いでしょうね。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
そうですね。まずはおめでとうございますです。決まったわけですから、やっぱり広島県、そして中国地区の代表として暴れてほしいなと思うんですけれども、発表されたときにすごく落ち着いているなと思ったんです。ガッツポーズしている選手が誰もいなかったんです。そういうところがやっぱり広陵の強さだと思いますし、27回出て、その中で、出るだけではなくて、しっかり結果を残すっていうのも広陵高校のよさですよ。

青山高治 キャスター
こうやって正式に告げられる直前までもずっと練習しているっていう。

中根夕希 キャスター
ギリギリまで練習して集まって…。でも大会まで2か月切っているわけですよね。もうすぐだなと思うと本当にがんばってほしいです。

青山高治 キャスター
理事長先生の言葉で「忘れ物を取りに行きましょう」とありましたけれど、春のセンバツ、日本一を目指してほしいです。

天谷宗一郎 さん
そうですね、本当に神宮大会でも準優勝しているわけですから全然、力はありますから。楽しみにしていきたいと思います。

© 株式会社中国放送