ひな人形3000体ずらり…福井県大野市で「ひな祭り」開幕 20段のひな壇も、3月10日まで

千体以上のひな人形が並ぶ平成大野屋平蔵=1月26日、福井県大野市元町
千体以上のひな人形が並ぶ平成大野屋平蔵=1月26日、福井県大野市元町

 ひな人形が大野のまちに華を添える「越前おおの春を彩るひな祭り」が1月27日、福井県大野市の平成大野屋平蔵と洋館、道の駅「越前おおの荒島の郷」で始まる。20段のひな壇やNHK大河ドラマ「光る君へ」をテーマにしたひな人形など計約3千体を並べる。3月10日まで。

 市民有志でつくる実行委員会が2011年から実施。ひな人形を飾る文化を伝えようと、子どもたちが巣立った市内外の家庭から譲り受けた人形を展示する。

 平成大野屋平蔵には、高さ4メートル、幅7メートルのひな段に7段飾りの人形など千体以上を飾る。洋館では、面長で細い目が特徴の江戸時代後期の人形などを展示。道の駅には、「光る君へ」の主人公の紫式部をイメージし、紫色を基調にした生地や平安時代から伝わる「有職文様(ゆうそくもんよう)」をデザインした衣をまとった人形を並べる。

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 実行委の高橋真理子さん(34)は「衣装や顔立ちなど一つとして同じ人形はない」と来場を呼びかけている。午前10時~午後4時。平蔵と道の駅は中学生以上100円。

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