埼玉県越谷市に新たな都市型キャンプ場が出現! 「CAMP NANO」レビュー

筆者撮影

こんにちは! くにぱぐ(パギー)です。「都市型キャンプ場」も東京近郊を中心に少しずつ増えてきた感じですが、今回は2023年12月21日にプレオープンをした埼玉県越谷市の「CAMP NANO」をいち早く取り上げてみます。都内から30分〜という立地ながら、焚火を含めた本格的なキャンプ体験が気軽に楽しめる非日常空間です!

※本記事にはプロモーションが含まれています。

ここは本当に越谷市内…!?高い空、美しい夜景は間違いなく極上のキャンプ体験

筆者撮影
CAMP NANO提供

『CAMP NANO』は、2023年12月21日に埼玉県越谷市内にプレオープンしたばかりのキャンプ場です。

レンタル等を含めた本格オープンは2024年3月9日を予定しているとのことですが、もう宿泊も可能な状況です。

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イオンレイクタウン、WILD-1越谷店から自動車でわずか10分ほどの距離…と書くと、都内にお住まいの方でもなんとなく距離感が伝わるでしょうか?

都内からだと、近い場所では30分程度でのアクセスが可能で、いわゆる都市型キャンプ場に属すると思うのですが、画像の夜景をご覧ください。見事な高さの空ですよね。

遠く見える吉越橋の夜景が美しく、想像以上に贅沢なアウトドア体験ができました。

私が訪れた日は満月が明るかったのですが、日によっては星空も綺麗に見えると思います。

それもそのはず。『CAMP NANO』は、中川の河川敷に面するエリアを開拓・整地されて作られたキャンプ場。

周囲はさほど多くない民家と田園が拡がっているのみという、絶好のロケーションなのです。

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立地を知った時は、正直「自動車の音などにかなり悩まされるのでは」と想像していましたが、まったくそのようなことはなく、静かな一夜を過ごすことができました。

筆者はこの近所の出身なので、少年時代の地元さながらのロケーションを懐かしく感じましたが、都会の人だとレイクタウン辺りとのギャップにちょっと驚くかもしれませんね。

高い空に焚火…という非日常的な体験を、身近な日常的空間で楽しめる、というのが贅沢です。

サイトは3種類8サイトあり。 オートキャンプも可能!

CAMP NANO 提供

『CAMP NANO』のキャンプサイトは現在全部で8つ。

いずれも砂利がしっかりと敷き詰められたサイトで清潔感があります。

サイズは3種類。

① Aタイプ

  • 3サイト
  • 9m × 7m + 駐車スペース

② Bタイプ

  • 4サイト
  • 7m × 6m

③ Cタイプ

  • 1サイト
  • 7m × 6m + 駐車スペース
筆者撮影 | Bタイプ

画像はBタイプで、今回筆者が宿泊したのはこちらです。

テンマクデザインのサーカスコットン(TCと同サイズ)を張り、焚火をするスペース(画像だと荷物があるところ)も確保できる感じですが、隣サイトとの境界線が白いブロックだけなので、ちょっと隣人の視線を感じる部分はありますね。

さすがに狭いのは都市型キャンプ場の宿命だと思いますが、敷居部分は何かしらの改善もやがてされるのではと感じました。

とはいえ、AタイプやCタイプだと(隣サイトとの近さはBタイプと変わりませんが)それなりに広さもあり、オートキャンプも可能です。

Bタイプの場合は、いったんサイトに自動車を横づけして荷下ろしを完了させ、ぐるっとキャンプ場裏まで自動車を移動させるとそこに駐車場があるので、ここに駐車します。

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駐車場までは自動車を走らせると少し距離があるものの、徒歩ならわずか数歩でサイトに到達できるという、ちょっと面白い構造になっています。

重くないものは徒歩で駐車場から運んでもよい気はしました。

また、小型テントを用いて納まりきるなら、Bタイプでもサイト内への駐車はOKだそうです。

シャワーあり、お湯の出る炊事場あり…施設は大満足レベル!

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プレオープンしたてでまだまだ未完成のはずの『CAMP NANO』ですが、その設備は既に、小規模キャンプ場とは思えないレベルで充実しています

画像は北欧の雰囲気を感じるセンターハウス。

ここには受付のほか、設備のほとんどが集中しています。

炊事場

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炊事場はセンターハウス外に2つ。

サイト数と、どこからでも空き状況が見られることを考えれば十分な数でしょう。

特筆すべきはどちらもしっかりお湯が出ること

寒い季節にはありがたい限りですし、洗浄力もまるで違うので便利ですね。

トイレ

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炊事場のすぐ裏に見えるドアがトイレで、当然男女別に分かれています。

画像は男性用個室ですが、この他に小便器がひとつあり、いずれも当然ながら新しくて綺麗。

もちろん暖房便座+洗浄機付きです。快適過ぎました。

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なお、トイレはセンターハウス内、受付側の入口のほうにもひとつあり、こちらはゆくゆくはオムツ交換台などが設置される予定です。

シャワー室

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センターハウス内にはシャワー室もあります。

屋内なので冬場でも寒さは感じにくいと思いますし、暑い時期もこれは助かりますね。

受付段階で使用の希望確認をされる仕組みです。

魅力的なサービス

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「ソロストーブ メサ」を無料で貸し出して貰えるという変わったサービスも。

小型ながら二次燃焼により、強くて安定感のある炎が楽しめる焚き火台です。

なお、使用する薪については、自己申告制・後清算のものが置いてあるうえ、薪割り用のキンドリングクラッカーも設置されているので、椅子だけ持ってくれば好きなだけ焚き火が簡単に楽しめるわけですね。

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さらに変わったものもあります。

それが、レンタサイクル

川沿いの光景を見ながら家族でのんびり自転車を走らせることもできますし、他のサイトで良さそうなギアがあったら、そのままWILD-1やレイクタウン内のショップまで行って同じものを買って来れますね(そんなキャンプスタイル、ちょっと斜め上すぎますが)。

この他、レンタル用テントの導入やカヌー制作など、3月のグランドオープンに向けて、さらなる設備の拡張が進む様子です!

焚火だけでも、食事だけでも、テレワークでも…活用法がどんどん増える! それが「CAMP NANO」

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筆者が訪問したのは年の瀬も迫った寒い日だったのですが、宿泊は私含めて2サイトのみ。しかしそれ以外の方々も実は何組もいらっしゃって、焚き火だけ楽しんで帰っていました。

中には19時頃に来場し、焚き火と食事を楽しんで帰られるご家族連れも。確かに家の近くであれば、わざわざテントを張らず、就寝から先は自宅で過ごすのもよい方法でしょう。

一方で著者の場合なら、フレックスタイムと組み合わせ、有給休暇を取らずにここで一日仕事をし、そのまま終業したら酒を飲んで寝る、でもよいなと思いました。

当初筆者は、チェックインの時間が16時(ないしアーリーチェックインであれば10時)ということにかなり驚いたのですが、日常的な仕事を終わらせてから来るのであれば、それも意味はあるのだろうなぁと感じました。

非日常と日常の融合が驚くべき次元でされている、それが『CAMP NANO』です

プレオープン後すぐにそうした使われ方をしているという、地域への浸透度の高さも素晴らしいですね。

筆者撮影

お話を伺ったところ、『CAMP NANO』のオーナーは、あらゆる部分でキャンプ・アウトドアへのハードルを下げようと努力されています。

例えば炭。

誰でも簡単に扱え、低温でじっくり焼ける炭として、国産材の樹皮をアップサイクルした「ペレ炭(ペレタン)」をキャンプ場内で紹介しています。

もちろんペレタンの使用が必須ということではなく、こうしたものが簡単に手に取れる場所にあり、「じゃあ家族で炭火焼きをやってみようかな」、となるのが『CAMP NANO』の魅力のひとつだと思います。

キャンプ経験者も未経験者も、とりあえず『CAMP NANO』に行ってみたら、新たな驚きがあるはずと感じました。

都市型キャンプ場の宿命的な狭さがどうにもならない部分である一方で、「ペットOKな日を設ける」などの工夫をされているのも好印象です。

気になる方は是非LINE登録をして予約してみてください!

「CAMP NANO」の詳細情報

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