オーストラリアの警察が、映画『バービー』の主演女優マーゴット・ロビー（33）が、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされなかったことを「捜査中」とジョークを飛ばした。ヴィクトリア警察が、ＳＮＳで、同国クイーンズランド州で生まれ育ったマーゴットが落選したことをネタにしたかたちだ。
豪人気オペラ『ネイバーズ』からのものなど、マーゴットのキャリアを通した様々な写真のコラージュに「マーゴットが奪われたことにより（ROBBIED）警察が捜査中」という見出しがついた投稿では、「（『ネイバーズ』の舞台である）ラムジー通りの元住人が、主演女優賞のノミネートを奪われたと聞き、警察が捜査を進めています」と綴られている。同時に、その機会を利用して、盗難などの急を要さない犯罪の通報はオンラインで行うよう地域住民に呼び掛けている。
『バービー』でケン役を演じた俳優ライアン・ゴズリングは、自身は助演男優賞にノミネートされたものの、マーゴットが主演女優賞、脚色賞にはノミネートされたグレタ・ガーウィグが監督賞の候補に入らなかったことに関して声明を発表している。
ライアンは、プラスチックの人形「ケン」役を演じたことでノミネートされたことは「非常なる名誉であり誇りに思う」としたものの、「バービーなしではケンは存在せず、歴史を作り、世界中で祝福されたこの映画の最大の立役者であるグレタ・ガーウィグとマーゴット・ロビーなしでは『バービー』映画はなかった」「彼女たちの才能、気概、類まれな能力なしで、この映画の誰か（の仕事を）評価するのは不可能だ。彼女たちがそれぞれの部門にノミネートされなかったことに落胆したというのは、控えめすぎる表現だ」
『バービー』はこのほか、作品賞をはじめ、アメリカ・フェレーラが助演女優賞、マーク・ロンソンとアンドリュー・ワイアットが『アイム・ジャスト・ケン』、ビリー・アイリッシュが『ホワット・ワズ・アイ・メイド・フォー？』でそれぞれ歌曲賞にノミネートされているほか、美術賞、衣装デザイン賞の候補に挙がるなど合計8ノミネートを果たしている。
（BANG Media International／よろず～ニュース）
