錦木、勝ち越しに王手 大相撲初場所13日目

錦木

 【東京支社】大相撲初場所13日目(26日・両国国技館)盛岡市出身で西前頭5枚目の錦木(伊勢ノ海部屋、盛岡・米内中)は、西関脇の大栄翔を引き落としで下した。2連勝で7勝6敗と再び白星が先行し、3場所ぶりの勝ち越しに王手をかけた。

 錦木は力強い踏み込みで大栄翔の出足を止めた。突き、押しに土俵際まで後退したものの、余裕をもって右でいなし、右足が流れた相手を鮮やかに引き落とした。

 支度部屋に引き揚げた錦木はまげを整えながら結びの一番の中継に集中。横綱が勝つと「これで楽しくなるぞ」と声を弾ませてから自分の取組を振り返った。

 14日目は東10枚目の玉鷲と対戦する。

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