恵方巻き、経済効果703億円 関大教授試算、売上「過去最高」

定番の具材が入った大丸梅田店の「丹後巻」

 節分向けの「恵方巻き」商戦による経済効果が全国で約703億520万円に上るとの試算を、関西大の宮本勝浩名誉教授(理論経済学)が公表した。売上高は約325億9500万円と推計し、宮本氏は「過去最高になる」と指摘した。

 2017~22年の恵方巻きなどの総売上高を基に、対前年比の増減率の平均値を4.2%と算出。22年の確定値から、24年の売上高を試算した。この金額に、原材料や包装紙の売上高などを加算し、経済効果を予測した。

 一方で、廃棄処分される「食品ロス」の金額は、廃棄率を4%と仮定して約13億380万円になるとした。

 24年の節分は2月3日。

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