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【ワシントン、北京共同】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と中国の王毅外相はバンコクで26、27日に会談し、米中首脳による電話会談の今春実施を目指す方針で一致した。米政府が27日、明らかにした。台湾情勢を巡り応酬となった。不測の事態を防ぐため、軍同士の対話維持を確認した。米中高官の対面会談は13日の台湾総統選後初めて。
中国は独立派と見なす頼清徳副総統が総統選で勝利し、反発を強めている。米国は頼氏が5月に新総統に就任するのを控え、中国側と意思疎通を重ね、米中関係の安定化や台湾海峡の緊張緩和を図りたい考えだ。
サリバン氏と王氏は、人工知能(AI)のリスク管理を議論する政府間対話の今春初開催で合意。米側によると、米国で社会問題となっている合成麻薬の対策部会を1月30日に設置することも決めた。
会談は計12時間を超えた。王氏は「台湾が中国の一部であるという事実は変えられない」とし、サリバン氏は「台湾海峡の平和と安定の維持が重要だ。一方的な現状変更に反対する」と強調した。
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