北朝鮮による拉致問題を考える集会が27日、埼玉県川口市で開かれ、2002年に帰国した拉致被害者の曽我ひとみさんが「絶対に諦めることなく、拉致被害者全員が日本に帰ってくるその日まで力をお貸しください」と呼びかけた。
曽我さんは、一緒に連れ去られた母ミヨシさんに「会わせてほしい」と強調。被害者の「親世代」が高齢化している現状に「考えれば考えるほど焦る。結果を早く出してほしい」と政府に訴えた。
田口八重子さんの長男飯塚耕一郎さんも講演し「家族と再会し抱き合うという真の解決に残された時間はない。政府には本気で取り組む姿勢を見せてほしい」と求めた。