Jeepラングラーをカスタムしてキャンプを楽しむ!アウトドア大国アメリカのカスタム事例を紹介

アウトドア車の人気ブランドJeep。アメ車でありながら、日本でも愛好家が多く、とくにラングラーはJeepの中でも走破性が高く、オフロード好きの人にも愛されている車種です。今回は、アメリカ在住の筆者がオフロードでも愛用するJeepラングラーのカスタムをアメリカの絶景とともに紹介します。

Jeepラングラーの魅力は走破性

筆者撮影

Jeepラングラー歴10年。今の2代目ラングラーは「2ドアスポーツS」。

ラングラーには2ドアと4ドアのアンリミテッドがありますが、1代目から小回りが利く2ドアを愛用。

アメリカで新車を購入する場合は、日本のように、自分の好きなカラーやオプションを選択してオーダーすることもできますが、その場合は時間もかかり、料金も定価。

通常は、ディーラーがある程度オプションをつけた新車を販売しており、それをその場で購入し、その場で持ち帰ります。よって、ディーラーによって、カラー、グレード、オプションが異なるので、自分好みのカラーやグレードのものを探すのに時間がかかります。

ラングラーには、スポーツ、スポーツS、ウィルス、ルビコンなどグレードがあり、現在のラングラーを購入するとき「2ドアのオレンジのルビコン」が欲しいと思い、それを探しましたが、2ドアのルビコンがなかなか見つからず、「2ドアのオレンジのスポーツS」に決めました。

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我が家は夫婦2人なので、基本的に後ろのシートを外して、荷物をたくさん入れられるようにしています。ラングラーは後部シートが取り外しでき、取り外すと荷台が凸凹なく、荷物が入れやすい点も魅力です。

愛車Jeepラングラーのカスタム事例

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オレンジのラングラー、通称「みかん号」。ディーラーでタイヤやフロアーマットなどがアップグレードされていましたが、ラングラーはカスタムパーツが充実しているので、購入後、自分好みにカスタマイズできる点も魅力です。

【カスタム1】フロントバンパー

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まず初めにカスタムしたのは、ラングラーの顔部分でもあるフロントのバンパーです。標準装備のプラスチック製のバンパーから、マットなスチール素材へ。

オフロード向きの車だけあり、ラングラーのフロンドバンパーのカスタムパーツは種類が豊富。「フロントバンパー」と一言でいっても、デザインだけでなく、素材やパウダーコーディングなどの違いがあり、見れば見るほど迷いますが、とりあえず私は見た目重視。武骨な雰囲気のものを選択しました。

車がスタックしたときに、その車を脱出させるためなどに使用するウィンチをフロントバンパーに入れることができましたが、このときはオフロードにハマっていなかったため、「使用する機会はない!」と思いウィンチは装備せず。

【カスタム2】リフトアップ

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車の車高を上げたかったのですが、スプリングを交換するのは高額だったため、リフトアップスペンサー(サスペンションとボディの間に挟み混んで車高アップするキッド)を購入して導入。これを入れることで2インチ車体を高くすることができ、武骨感がアップ。

【カスタム3】ライト

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標準装備にフォグランプはついていますが、見た目重視にライトを追加。ウィンチを入れる部分が空洞になるので、その部分にライトを一つ。そして、フロントバンパーにKCのライトを追加。

【カスタム4】タイヤとホイール

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知り合いの「オフローダー」」にオフロード走行に誘われ、そこでJeepラングラーのポテンシャルの高さに驚き、あらためてラングラーに惚れ直し、オフロード沼に片足をつけた筆者。

そして、やはりオフロードではノーマルタイヤは心もとないため、グリップ性が高く、パンクしにくいMTタイヤへ。大きさも37インチと可能な限り大きなものにしたため、車体もぐっと高くなり、ますます男前なラングラーへ。

【カスタム5】フェンダー

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タイヤを大きくしたため、オフロードの凸凹道を走るとタイヤがフェンダーにぶつかるようになったため、フェンダーを変更。純正のものはプラスチック製であったが、薄手のスチール製へ。

【カスタム6】スペアタイヤを除去

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タイヤを大きくしたため、バックドアを開けるときにスペアタイヤが邪魔になっていたため、背後のスペアタイヤを取り、水タンクを乗せられるパーツへ変更。

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そのほか、タープをつけ、ライトカバーやスマートフォンホルダーなど自分で変えられるパーツを購入して変更。

機能性より「見た目重視」のカスタムになっています。

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アメリカはオフロードの宝庫

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私をオフロードに誘ってくれた方が所属するオフロードチームは「SCAT( Southern California Adventure Team)」。車関連の仕事をしている人が多く、みなさんがっつりオフロード仕様にカスタマイズしている人も多々。

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車の種類も、ピックアップトラックのJeepグラディエーターやトヨタのタンドラ、ラングラーアンリミテッド、トヨタFJなどさまざまです。

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月に1度ほど、グラディエーターを乗る隊長が場所を決めて、オペレーションしてくれるので、オフロード初心者の私でも安心して参加でき、オフロードを走行中に車にトラブルがあっても、車に詳しい人が多いので心強いチームです。

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日帰りでも、私が住むロサンゼルス周辺は自然豊かで、オフロードできる場所が多く、十分楽しめますが、個人的には、何もない砂漠や山で野営しながらオフロードを楽しむオーバーランドスタイルでキャンプをするのが好きです。

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オフロード走行の必需品

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オフロード初心者の私が学び、買い足したオフロードに必要なギアは・・・

  • ハンディー無線:電波がない場所で連絡でき、トランシーバーより広範囲で連絡可能
  • タイヤダウンツール:タイヤの空気を抜くアイテム
  • タイヤインフレーター:タイヤに空気を入れるアイテム
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オフロードを走るときは、タイヤの空気を抜いてタイヤの接地面積を増やし、グリップを上げます。

よって、その作業に必要なタイヤの空気を抜くツールと、終わった後、タイヤに空気を入れるツールが必要になります。これを怠ると、砂漠など砂地を走るとスタックしたり、岩に滑ったりします。

オフードでしか行けない秘境に行け、キャンプフィールドも広がる

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キャンプ好きの筆者は、国立公園などを中心にキャンプを楽しんでいましたが、オフロードを走るようになり、行ける場所は広がり、「山奥の知る人ぞ知る温泉」や「明かりが一つもない砂漠でのキャンプ」など、普通では味わえない体験ができるようになりました。

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舗装されていない険しい道を突破する快感もありますが、普通の車で行けない景色を見ることができ世界が広がります。

行けば行くほどオフロードの沼にハマり、車に課金してしまいますが、JEEP ラングラーはカスタムするのも楽しみのひとつ。これからもラングラーとともにアメリカの大自然を堪能したいと思います。

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© ハピキャン