「正直ノーマーク」韓国との対戦を予想した中でのバーレーン、久保建英はこの先への意気込み意気込みを語る「しっかりゴールを取りたい」

韓国との対戦を予想していた久保建英[写真:Getty Images]

日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)が、ラウンド16のバーレーン代表戦へ向けて意欲を見せた。

アジアカップ2023で優勝を目指す日本。ラウンド16へとしっかりと勝ち上がり、対戦相手はバーレーンに決定した。

苦戦が続いた中で、グループ最終節のインドネシア代表戦では持ち味を発揮した日本。その中で迎える相手は、韓国代表かヨルダン代表だと予想された中で、まさかのバーレーンだった。

中6日空く中で調整を続けている日本。27日の練習後、久保はメディア取材に応じ「リラックスしています。あと3日あるので、リラックスしてやれています」とコメント。「僕自身もやっとコンディションが上がってきて、みなさんは見ていないですが凄く良かったので、余裕があります」と、バーレーン戦に向けてコメントした。

グループステージ突破を決めた翌日に相手が決まるという中、最後の最後に大どんでん返しがあったが、久保は「正直ノーマークだった」とコメント。「試合を見ていましたが、何度も結果が入れ替わっていって、カタールの時の僕らのように順位が目まぐるしく入れ替わって、一番ノーマークでした」とバーレーンと当たることは考えていなかったという。

また「正直、バーレーン以外の2チームのどっちかだと思っていたんですが、まだ分析、対策する時間あるので良かったです」とコメント。6日空いたことを利用したいと意気込んだ。

その日は、他の選手と共に韓国の動向を追いかけていたという久保。「何度も来る、来ないと入れ替わって、途中から考えるのがめんどくさくなって、どこが来ても良いなと思いました」と、途中で諦めたと明かし、「韓国が勝ったなと思って追うのを止めました。アディショナルタイムも長すぎて、何が起きているかもよくわからなくて」と、韓国だと思っていたという。

ただ「最後意地のシュートが決まった時は、リアルタイムでは知らなくて、韓国かとみんなで言っていたら気づいたら入っていたのでビックリしました」と、マレーシア代表が土壇場で追いついたことは予想外だったようだ。

韓国vsマレーシアはアディショナルタイムが12分間取られ、実際には15分以上も取られることとなった。

今大会はアディショナルタイムがカタール・ワールドカップ(W杯)以上に長くなっているが、久保は問題ないという。

「ウェルカムです。僕としてはできる限り長くピッチでプレーしたいですし、チームによっては時間稼ぎしたり、GKがボールを長く持ったりしてもやもやすることはありますけど、ちゃんとアディショナルタイムを取ってもらえるなら、どうせアディショナルタイムあるから良いなと言う感じで楽に試合を進められます。疲れますけど、僕としては肯定派です」

ここからは負けたら終わりの勝負。グループステージ3試合に出場した久保は自身のプレーについて「ゴールが足りなかったので、決勝トーナメントでしっかりゴールを取りたいです」とコメント。「徐々にコンディションは上がってきているので良かったかなと思いました。試合勘が結構戻ってきて、コンディションが上がっているなと思います」と、良い状態でこの先の戦いに臨めるという。

過密日程にもなるが、「4試合を11日でやるという気持ちでいるので、ちょうど良い負荷の練習をしていると思います」と決勝を見据えて調整できているとし、「間が空きすぎるより、中3日とかで試合が来る方が良いです」と語った。

そんな決勝トーナメントはPK戦もある。カタールW杯でも悔しい思いをしたPK戦。久保は「かなり苦手です。元々キッカーではないので、かなり苦手です」と、得意ではないとコメント。ただ、しっかり練習もしており「大丈夫」と語るが、「個人としてはPKまで行かずに試合を決めたいと思います」と、90分、または延長戦で試合を決めたいと意気込んだ。

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