大谷翔平モデルの腕時計、ふるさと納税寄付額を急上SHO 雫石町

大谷翔平選手広告モデルの腕時計。雫石町のふるさと納税寄付額を押し上げている

 雫石町の2023年度のふるさと納税寄付額が、過去最高の4億7500万円に上る見込みとなった。米大リーグの大谷翔平選手が広告モデルを務める、盛岡セイコー工業(加藤幸則社長)の腕時計2本の返礼品が額を押し上げた。町は「大谷効果」を追い風に、農畜産物などをPRしリピーター獲得を図る。

 町によると、返礼品は621品目を用意し、寄付は23年4~12月で4億1367万円(前年同期比1億6550万円増)。これまで最高だった20年度の3億4692万円を既に上回った。

 大谷選手モデルの「セイコープロスペックス」は22、23年度に採用。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝など活躍を背景に、寄付額69万7千円の「SBEJ009」の申し込みは23年12月末現在で99件(6900万円)に上り、同55万円の「SBDC165」も30件(1650万円)となった。

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