林芳正官房長官は28日、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古移設を巡り、玉城デニー知事と沖縄県庁で会談した。移設工事を進める方針を説明した上で、政府と県、宜野湾市で構成する「普天間飛行場負担軽減推進会議」の作業部会を開催する方向で調整すると伝えた。玉城氏は移設に反対する考えを改めて示した。
林氏の沖縄訪問は昨年12月の就任後初めて。移設に関しては、軟弱地盤の改良工事に必要な設計変更を県が承認せず、政府と対立。政府は地方自治法に基づき、県に代わって変更を承認する代執行に踏み切り、今月10日に工事に着手していた。
