チャビ監督退任の影響大? キャプテン務めるセルジ・ロベルトが犠牲に…クラブは契約更新を望まずか

今季限りでの退団が濃厚とされるセルジ・ロベルト[写真:Getty Images]

チャビ・エルナンデス監督が今シーズン限りで退任することが電撃的に決定したバルセロナ。それにより、元スペイン代表DFセルジ・ロベルト(31)が共にチームを去ることになるようだ。

セルジ・ロベルトはバルセロナのカンテラ出身で、2013年7月にファーストチームに昇格。クラブに身を捧げ、現在はキャプテンも務めている。

契約は今シーズン限りで満了を迎える中、1年間の延長オプションを結ぶ意向を示していた。

チャビ監督により重宝され、信頼を寄せられていたセルジ・ロベルトだが、スペイン『アス』によれば、監督の退任により将来が宙に浮くことになったという。

バルセロナとしては、生え抜きのキャプテンに対してクラブに留まらせるつもりがないとのこと。1年間の契約を更新するつもりがなく、監督と共に去ることになるという。

昨シーズン終了時点で去る可能性もあった中、財政難により選手が補強できないことに加え、若手だらけのチームを支える役割としてセルジ・ロベルトの残留を望み実現していた。

さらに、クラブを少しでも助けるため、チーム内で最も低い給料を受け入れることもしてきたが、ケガで満足にプレーできない状態が続いており、今シーズンは公式戦14試合で3ゴール1アシストに留まっている。

最もクラブを知る選手ではあるが、最大の理解者がいなくなることでクラブも別れを決めたとされており、どのようなキャリアになるのか注目だ。

© 株式会社シーソーゲーム