高岡工芸高野球部、泥のかき出しに協力 地震で液状化の富山県高岡市伏木地区

側溝の泥をかき出す高岡工芸高校野球部員=高岡市伏木錦町

 高岡工芸高校野球部は28日、能登半島地震で液状化などの被害を受けた富山県高岡市伏木地区で、災害ボランティアとして活動し、泥のかき出しに協力した。

 1、2年生の部員16人と顧問が参加。時折雨が降る中、同市伏木錦町の要願寺周辺でスコップを使って側溝の泥を取り除き、土のう袋に入れた。

 主将の柳澤空翔(くうと)さん(2年)は「重たい泥ばかりで大変だった。野球ができることに感謝してプレーしていきたい」と話した。

 要願寺の林多恵子さん(54)は「1人ではできないので助かる」と感謝した。

スコップを使って泥を取り除く部員たち
側溝の泥を取り除き、丁寧に鉄製のふたをかぶせる部員ら
土のう袋を運ぶ部員

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