【早出し】寒さ吹き飛ばす熱走 県冬季ロードレース大会

県冬季ロードレース大会で、一斉にスタートする一般・高校男子の部のランナー=上山市金瓶

 第64回県冬季ロードレース大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会主催)は28日、上山市金瓶などをスタートし、山形市の山形メディアタワー前をゴールとするコースで行われた。選手は沿道の声援を受けながら優勝を目指し、熱戦を繰り広げた。

 個人・団体の計8部門で競った。一般・高校女子5キロは柏倉四季(山形中央高)が大会新記録で連覇を果たした。一般男子10キロは大会新記録をマークした下條乃将(NDソフト)が初制覇した。高校男子10キロは大宮健治(酒田南)、中学男子3キロは前沢奏良(天童三)、中学女子3キロは井上佳奈(高楯)がそれぞれ頂点に立った。

 レース後、山形メディアタワーで表彰式が行われ、大会会長の寒河江浩二山形新聞会長・主筆(山形新聞グループ経営会議議長)、いずれも大会副会長の佐藤秀之山形新聞社長、板垣正義山形放送社長、佐藤広志山形陸上競技協会会長が優勝者をはじめ上位入賞者・団体に表彰状などを手渡した。

 主催者を代表して寒河江会長は「レースに懸ける情熱と熱気が伝わってくる素晴らしい走りだった」とたたえ、「この経験を糧とし、全国で活躍することを切に願っている」と語った。

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