大江、鶴岡、山形 「住みたい田舎」トップ10に 月刊誌ランク、山形市は婚活イベント数全国1位

 宝島社(東京)の月刊誌「田舎暮らしの本」2月号は、2024年版の第12回「住みたい田舎ベストランキング」を発表した。人口規模・市町村別の総合部門で、大江町、鶴岡市、山形市がトップ10に入った。山形市は婚活イベントの回数で全国1位だった。

 全国の587自治体が回答した。本県からは山形、米沢、鶴岡、酒田、東根、尾花沢、大江、庄内、遊佐の9市町が答え、結果は表の通り。人口1万人未満の町(回答自治体数92)の総合部門で大江町が9位、10万人以上20万人未満の市(同54)では鶴岡市が総合部門10位、若者世代・単身者部門では4位。人口20万人以上の市(同35)の総合部門で山形市は10位につけた。

 また、移住者の割合や支援する民間団体の数など多彩な切り口から魅力を探る「ユニークランキング」も掲載。婚活イベント数(23年度実施、予定含む)は山形市が199回とトップになり、2位の秋田市58回に大きく差をつけた。移住希望者向けの現地体験ツアー回数でも山形市は10位だった。

 結果を受け、県移住定住・地域活力創生課の槙英毅課長は「移住支援の取り組みが進んでいることからランキング上位に入る自治体が増えている。移住者の増加に向けて一層連携していきたい」としている。

◆住みたい田舎ベストランキング 「田舎暮らしの本」が2013年2月号から毎年発表している。移住支援策や医療、子育て、自然環境、就労支援、移住者数など278項目で実施し、回答を基に田舎暮らしの魅力を数値化。人口規模や市町村で8グループに分け、▽総合▽若者世代・単身者▽子育て世代▽シニア世代―の4部門でランキングを紹介している。

最新の「住みたい田舎ベストランキング」を発表した「田舎暮らしの本」2月号

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