「童心に返るよう」雪合戦で500人が白熱 西和賀・北日本大会

相手の不意を突き仕留める選手

 ほっとゆだ2024北日本雪合戦大会(岩手県西和賀町、IBC岩手放送主催)は27、28の両日、町内で開かれた。旧湯田町時代の1995年に開催を引き受けてから30回目の節目。心配された雪不足も今月中旬にようやく解消され、県内外の50チーム約500人が純白のフィールドで白熱した「バトル」を繰り広げた。

 湯田小グラウンドに特設コート5面を整備。圧雪した深さは20センチと例年の5分の1ほどだが、天候に恵まれた。一般、ミックス、レディースの3部門に分かれ、1チーム7人で雪玉を当てるか、相手陣地の旗を奪うルールで競った。

 戦術はさまざま。シェルターに身を隠したり、フォーメーションを組んで雪玉をよけたり。勢いに任せて旗を奪いにいくも集中砲火に遭う選手も。会社の同僚と初出場した盛岡市向中野の佐藤大智さん(25)は「ルールも練られていて奥深い。童心に返るようだ」と楽しんだ。

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