陸自第20普通科連隊、68周年祝い発展願う 東根、訓練展示も

日ごろの訓練の成果を披露する隊員たち=東根市・神町駐屯地

 陸上自衛隊第6師団第20普通科連隊(連隊長・武田宜則1等陸佐)の創立68周年祝賀式が28日、東根市の神町駐屯地で行われ、隊員や関係者約280人が郷土と国の安全維持を担う隊のさらなる発展を願った。

 武田連隊長は式辞で、日本を取り巻く情勢の不安定化や頻発する大規模災害などを挙げ「自衛隊に対する期待と役割は日増しに大きくなっている。いかなる任務にも即応できるよう、日夜訓練に励む」と述べた。式に続き本県出身隊員らによる訓練展示が行われ、高所からの降下や迫力ある格闘術など、日ごろの鍛錬の成果を披露した。

 同連隊は1956(昭和31)年1月に青森駐屯地で編成され、同年12月に神町駐屯地に移駐した。同駐屯地に司令部を置く第6師団の主軸部隊で、現在は約800人が所属する。昨年は海賊対処のため隊員がジブチに派遣されるなど、国内外で任務に当たっている。

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