丈夫に育て! 園児ら麦踏み 「おいしいおそうめんができたら…」 長崎・雲仙市

麦畑でローラーを転がす園児=雲仙市瑞穂町

 長崎県雲仙市瑞穂町の麦畑で26日、「ふまれて強くなれ! 麦ふみ運動会」があり、町内の園児10人が麦を踏んで生長を願った。
 麦作の振興を目指し、瑞穂第一集落営農組合(稲田雄久組合長、3人)が初めて開いた。市内の麦生産組織は26人・団体で、作付面積は計約90ヘクタール。
 麦畑に集まった園児たちを前に、県島原振興局職員が「根をしっかり張って丈夫に育つため」と麦踏みの意味を説明。7センチ程度に育った麦の上で、カニのように横歩きをしたり、ローラーを転がしたりして麦踏みを体験した。
 円福寺保育園の浜塚陸ちゃん(6)は「ローラーを転がすのが楽しかった。この小麦で、おいしいおそうめんができたらうれしい」と話した。

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