「とても素晴らしい午後」ファン・サポーターはクロップ監督に向けて大合唱、ファンの想いも理解「全てを受け取った」

退任後初のホームゲームを迎えたクロップ監督[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、ファン・サポーターの歓迎について言及した。クラブ公式サイトが伝えた。
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28日、FAカップ4回戦でリバプールはホームのノリッジ・シティを迎えた。クロップ監督が今シーズン限りで退任することを電撃的に発表した中、最初の公式戦として行われたノリッジ戦。試合は、前半から点の取り合いとなるも、2-1で折り返すことに成功。後半はゴールを重ね、5-2で快勝した。

リバプールのファンだけでなく、サッカー界にも驚きを与えたクロップ監督の退任。当然、最初のホームゲームということもあり、スタジアムに集まったファン・サポーターからは声援が送られる。

退任を発表した際には「私の歌は歌わないでもらいたい」と伝え、主役は選手だとしていたが、大きな成功をもたらしてくれたクロップ監督に向けて声援が送られないはずもなく、エモーショナルな空間となった。

試合前にはお馴染みの『You'll Never Walk Alone』がいつも以上の大合唱となり、快勝した後にも称えるチャントが歌われた中、クロップ監督はその件にも言及。想いはしっかりと受け止めたとし、今後はチームの後押しになるようにしてもらいたいとお願いした。

「必ずしも簡単なことではないが、私は自分を奮い立たせなければならない。みんなが送ってくれたメッセージを受け取った。私は木でできている訳ではないので、全てを受け取ることになる」

「少し前、私は『試合中には歌わないで欲しい』と言っていたが、既にみんなは私の言うことを聞かなくなっている。でも良いことだ」

「我々は試合に勝利し、その後ゴールも決めた。迷信になるということはおわり、素晴らしいものとなった」

「あのことから、最初のゲームだ。私は何をすべきなのか、皆さんに指示をするつもりはない」

「ただ、水曜日にはまた試合をすることになる。もし、シーズン終了後に監督が退任することを95分か100分間むしし、チェルシーにとってできるだけ不快な状況にならないように全力を尽くせれば、それは素晴らしいことだろう」

「みんなもそれを知っているし、私が言う必要はないだろう。でも、とても素晴らしい午後となった」

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