普通のクッキー3枚を見て、理系友人が一言「左から順に…」秀逸な発想に「感動した」と10万いいねの大反響

同じものを見ていても、見え方は人それぞれ。何の変哲もないクッキー3枚を見た友人の一言が「発想スゴすぎる」「面白い表現」と話題を呼んでいる。

もいもい(@piffle2)さんは27日、自身のXにて「最近感動した友人の発言」を紹介した。投稿された写真には、机に並んだクッキーが3枚。どれもプレーンではなく何か黒いものが生地に練り込まれている。もいもいさんによれば、左から紅茶、セサミ(ごま)、チョコレートチップ味だという。

最近感動した友人の発言「左から順に、対物レンズの倍率を上げていったときの様子」 もいもいさんのX(@piffle2)より

この並びのクッキーを見た友人が一言。「左から順に、対物レンズの倍率を上げていったときの様子」。

すぐに「なるほど!」と理解できる人もいれば、まだ「?」な人もいるかもしれない。懐かしい響きの「対物レンズ」とは、顕微鏡で観察物に面するレンズのこと。倍率を上げれば上げるほど、観察物をよりズームで観察できる。

クッキーに練り込まれた黒いものは左から順に大きくなる並び。これを徐々にズームしていると捉える視点に「面白い表現」「わかりすぎてめちゃくちゃ笑ったww」「これは天才だわ」「友人さんの発想スゴすぎる」「ものの見え方ってそれぞれの経験値の結果なんだなあ」などの声が寄せられた。

生物系の仕事に就く、もいもいさんの職場は顕微鏡が身近にあり「私は仕事でよく使います。顕微鏡では細胞を見ることが多いです」と明かした。そして、その友人とは「職場の同期のような関係」だという。

もいもいさんは当時の状況を「友人が私ともう一人の友人にクッキーをくれるというので、私が(写真の)3枚を選びました」と説明。直後、友人から対物レンズのたとえが飛びだしたという。すかさず、もう一人の友人が「視野が暗くなっているのもポイント」と補足。一般的に対物レンズの倍率を上げるほど視野は暗くなるのだが、くしくもクッキーの色合いも左から右へと暗くなっている。

その場は3人でひとしきり笑いあっただけだったが、後に思い返し「あの瞬間にあの発言、天才では?」と秀逸な発想に感心。Xに投稿したところ、10万件以上のいいね(29日時点)が寄せられる大反響となった。

2人の友人とは「いい歳した女3人ですが『ザリガニ釣り行こうぜ!』という理由で集まれる関係性」と、もいもいさん。「アホみたいな、気の置けない友人です」と話した。ちなみに、このクッキーは「ステラおばさんのクッキー」だという。

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

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