広島・福山港の内港埋め立てへ 福山商工会議所が福山市に要望書 産業や大学用地に 渋滞緩和も

福山商工会議所が29日、新たな産業用地の確保などを目的に、福山港内港の埋め立てを広島県福山市に要望しました。

福山商工会議所の小丸成洋会頭たちが福山市役所を訪れ、枝広直幹市長に要望書を手渡しました。

要望では、福山市立大学付近からおよそ1キロ、最大幅120メートルで10ヘクタール程度を埋め立てて、新たな産業用地の確保や市立大学の用地にするほか、周辺地域の渋滞緩和策として提唱しています。

福山商工会議所の小丸成洋会頭
「新しい土地ができればそこに、色んな提案ができるじゃないですか。学校もできるし、また色んな工場も来れるし、あるいは住宅も増えるかもしれない」

埋め立てについて商工会議所は、2023年12月にあった福山市との懇談会で要望を口頭で伝えていて、正式な書面による提案は今回が初めてです。

福山市の枝広直幹市長
「昨年お話を伺いまして、さっそく地元のみなさん方の受け止めをですね、伺っているところです」

枝広市長は、事業に対して住民から「大きな反対はない」との認識を示しました。福山市は、2023年度中に住民の意見を聞き取りし、2024年度、埋め立て後の道路の在り方などを示す土地利用計画の着手に入る予定です。

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