兵庫県新温泉町は29日、町民に水道料金を知らせる昨年12月分の「検針票」に、金額を誤って表記していたと明らかにした。計算プログラムに不具合があったためで、町は誤表記のあった3世帯に正しい検針票を届け、謝罪した。
町によると、3世帯のうち1世帯では本来、2990円と表記すべきなのに、誤って82万8960円と記載していた。ほかの2世帯も千円単位のところを、十万円単位で表記していたという。
町は検針業務を委ねる事業者に、異常値を示した際の報告を求めているが、報告はなかったという。11日に町民からの問い合わせで発覚した。今後、計算プログラムを修正する。(斎藤 誉)