病気の犬を治療させなかった容疑、ペットショップ経営の社長と社員を不起訴処分

大津地検

 大津地検は29日、病気にかかった犬に治療を受けさせなかったとして、動物愛護法違反の疑いで逮捕された名古屋市のペットショップ経営会社の男性社長(52)=名古屋市=と、営業部長の女性(44)=大津市=について、不起訴処分(嫌疑不十分)とした。地検は「起訴するに足りる十分な証拠が得られなかった」としている。

 2人は、同社が経営する滋賀県甲賀市のペットショップで昨年3月下旬、販売していた犬3匹が何らかの病気にかかったのに、獣医師の治療を受けさせるなどの適切な保護をしなかったとして、滋賀県警に昨年11月と12月に逮捕された。

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