生きたカメなど絶滅危惧種の密輸摘発

香港海関(税関)は1月26・27日に香港国際空港で、絶滅危惧種の密輸2件を相次いで摘発した。1月28日付政府公報によると、税関は26日午後、ナイジェリアからエチオピア経由で香港に到着した旅客(男47歳)の預け入れ荷物の中から約230グラムのトラの牙と約128グラムのセンザンコウの肉を発見。いずれも絶滅危惧種に属するもので、市価5万ドルに相当するという。一方、27日には日本から航空機で香港に到着した旅客(女45歳)の預け入れ荷物の中から生きたカメ64匹が見つかった。カメは絶滅危惧種と見られ、市価65万ドルに相当するという。当局はこの2人の旅客を「絶滅危惧動植物保護条例」の輸出入許可証の規定に違反した容疑で逮捕した。当局では密輸に関する24時間ホットライン(2545ー6182)を設置、市民からの情報を求めている。(写真・政府新聞処)

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