「完全なフェイクニュース」、アルテタ監督がバルセロナ行き関連付ける母国報道に憤り

バルサ行き報道を完全否定したアルテタ監督[写真:Getty Images]

アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、今シーズン限りでクラブを去るとの報道を真っ向から否定した。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

スペインではバルセロナのチャビ・エルナンデス監督の今シーズン限りでの退任決断という一報を受け、すぐさま後任人事に関する憶測が盛んに報道。

直近ではパリ・サンジェルマンのルイス・エンリケ監督や、ドイツ代表を昨年9月に解任されたハンジ・フリック氏、バイエルンのトーマス・トゥヘル監督らが有力な候補として報じられた。

そういったなかで一部スペインメディアは、過去にバルセロナのカンテラに在籍していた経緯もあり、アルテタ監督をその候補者の一人として報道。さらに、ブラウグラナの新指揮官就任に向け、同監督が親しい友人たちにシーズン終了後にアーセナルを退団する可能性があることを伝えたとの眉唾物の記事も出ていた。

一連の報道に対して、SNSなどでのリアクションを見せていなかったアルテタ監督は29日、翌日に予定されるプレミアリーグ第22節のノッティンガム・フォレスト戦に向けた公式会見に出席。この会見の場では当然のことながらバルセロナ行きに関する質問が行われると、スペイン人指揮官は「完全なフェイクニュース」と真っ向から否定してみせた。

「(退団意向報道は事実か?)ノー、完全なフェイクニュースだ。昨日読んだ内容がどこから来たのか分からないし、本当に腹が立っている」

「信じられないよ。この話がどこから来たのか分からない。特に個人的なことについて話すときは、細心の注意を払う必要があると思っている」

一方、アルテタ監督は「正しい場所にいる」と語ったアーセナルとの今後の契約延長の可能性に関しては、「現状は分からない」としながらもクラブとの良好な関係性を強調。適宜自然な形で交渉を行っていくことを示唆している。

「ただ、私は取締役会と強い関係にある。物事は自然な形で起こるものであり、我々は常にそのようにしてきた。それで本当にうまくいっている」

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