氷見住宅全壊62棟 罹災証明発行進み3倍に

地震による住宅被害が相次いだ氷見市中心部=今月7日、同市北大町

  ●半壊75棟、被害さらに拡大か

 氷見市は29日、能登半島地震による住宅被害について、全壊62棟、半壊75棟、一部損壊が392棟に増加したと発表した。罹災証明の発行が進展し、被害程度が確定した住宅が増えた。26日時点では全壊20棟、半壊29棟、一部損壊167棟としていたが、全壊は約3倍増となった。

 富山県の26日発表では、県内の全壊は37棟だった。氷見市の29日発表分を加えると79棟と2倍以上になる。富山県は29日、県内の被害状況を発表していない。

 氷見市の罹災証明申請は約4700件で、28日までに発行した529件について認定状況を発表した。まだ、4千件以上が確定しておらず、被害棟数はさらに増える見通しである。

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