ファン・ダイクは恩師と共にリバプール離れる? 来季以降の去就に慎重な姿勢

恩師と共にリバプール離れる?[写真:Getty Images]

リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイク(32)は、恩師と共にマージーサイドを離れることを考慮に入れているようだ。イギリス『タイムズ』が伝えている。

リバプールでは2015年10月からチームを指揮し、7つのタイトルに導いたユルゲン・クロップ監督が、「エネルギーがなくなってきた」との理由から今シーズン限りでの退任を表明した。

これを受け、2017-18シーズン途中からドイツ人指揮官と共闘し、今季からキャプテンの役割を託されたベテランDFは、来シーズンから新たな時代を迎えるクラブにおいて自身が中心的な役割を担うか否に疑問を感じているようだ。

5-2で快勝したFAカップ4回戦のノリッジ・シティ戦後にインタビューを受けたレッズのスキッパーは、自分がリバプールの新時代に関わっていると思うかとの質問に対し、「それは大きな疑問だ。分からないよ」と正直な思いを語った。

さらに、2025年夏まで契約を残すなか、今後の後任人事を含めて自身の去就に関して冷静に状況を見極めたい考えだ。

「クラブは大きな仕事を抱えている。それはよく知られていることだ。監督を交代する、それは監督だけでなくスタッフが辞めるなど、変わることはたくさんある。したがって、クラブは大きな仕事を抱えており、それがどのような方向に進むのか非常に興味があるよ。しかし、それが発表されるとき、僕らは自分たちの状況を知ることになるだろう。それについてはあまり言えないよ」

クラブでの自身の将来について微妙な反応を示した一方、今季残りの戦いに向けては恩師と共に有終の美を飾るべく改めて決意を語った。

「明らかに、ユルゲン・クロップの時代は終わるだろう。今でもその一員でいられることをとても嬉しく思う。だからこそ、僕はそれについて話すのが好きではない。僕もまだその一部だからね」

「それが僕の主な焦点であり、シーズンの終わりに分かるだろう。願わくば、僕ら全員が夢見ていて、日々戦っているような成功を収めることを願っている。それまでにクラブが将来に何を望んでいるのかがより明確になり、それが分かるはずさ」

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