無人機活用で戦闘優位に ゼレンスキー大統領

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は29日の声明で、ロシアとの戦闘では無人機を活用した作戦で優位に立つ必要があるとの考えを示した。「無人機で成功を収めれば、より多くの兵士の命が救われることになる」と強調した。ウクライナ侵攻の前線では無人機による偵察や攻撃の成否が、戦局を左右する鍵となっている。

 ゼレンスキー氏は昨年12月、無人機の生産能力を強化して今年には100万機を製造する方針を表明していた。

 今月29日公開のドイツ公共放送ARDのインタビューでは、米議会でウクライナ軍事支援の予算審議が停滞していることに関し、「与野党の大部分は支持している」と述べた。

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