新庁舎が完成してから初の避難訓練 鹿沼市役所

 鹿沼市役所で29日、新しい庁舎が完成してから初めての避難訓練が行われました。

 避難訓練は、2023年5月に新しい庁舎が完成してから初めてで、地震や火災などの災害が発生した際に避難する経路の確認や、鹿沼市役所に訪れている市民らの誘導の仕方などを確認するのが目的です。

 訓練は庁舎の5階から火災が発生した想定で行われ、市の職員約200人が参加しました。

 午前11時、5階から火が出ているのを発見した職員が非常ベルを鳴らしました。市の職員で組織する自衛消防隊の職員らが一般の職員に避難指示をしたほか、市役所を訪れていた市民に声を掛けながら非常階段に誘導し、外の駐車場に避難させていきました。

 また、救助要請を受けた鹿沼市消防本部が、6階の屋上に避難して取り残された職員2人を36メートルほどのはしご車で無事に救出しました。

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