リンゴのような甘さ・しゃきしゃき食感「ぐしちゃんピーマン」 沖縄の青果物で初めて農水省G1マーク登録 JAが八重瀬町で生産

 【東京】農林水産省は29日、地域の農林水産物・食品のブランドを守る地理的表示(GI)保護制度の対象として、JAおきなわが八重瀬町で生産する「ぐしちゃんピーマン」など6品目を新たに登録した。県内での登録は「琉球もろみ酢」に次いで2品目で、青果物としては初めて。

 農水省で舞立昇治政務官が登録証を授与した。JAおきなわ具志頭支店野菜生産部会の島克行部会長は「ぐしちゃん ピーマンを通して地域全体の品質向上、魅力あふれる品質の提供への取り組みを続け、沖縄県の農業発展に寄与できるよう努めたい」と話した。

 農水省によると、ぐしちゃんピーマンは、大玉肉厚で光沢があり、リンゴのような甘さとしゃきしゃきした食感が特徴。苦みが少なく、生で食べてもおいしいと評価されている。登録により専用のGIマークを付けて販売でき、ブランドを守りやすくなる。(東京報道部・嘉良謙太朗)

舞立昇治政務官(右)から登録証を授与される島克行部会長=29日、農林水産省

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