薬物犯罪「連携し打撃を」 国際会議で警察庁長官

アジア・太平洋薬物取締会議であいさつする警察庁の露木康浩長官(中央)=30日午前、東京都内

 アジア・太平洋の国と地域で薬物取り締まりを担う機関の幹部らを招き、捜査手法や協力体制について話し合う「アジア・太平洋薬物取締会議(ADEC)」が30日、東京都内のホテルで開かれた。警察庁の露木康浩長官は、犯罪組織のネットワークは日々変化しているとし「情報を共有し、連携して(犯罪組織に)打撃を与えることが必要だ」とあいさつした。

 議題は「複雑多様化する薬物取引との闘い」。露木長官は、密輸入や密売の手段が高度化していると指摘した。

 会議には米国や中国など28の国や地域と、国連薬物犯罪事務所(UNODC)などの国際機関を招待した。

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