大石田にジム開設、ボクシングしよう 建設会社の森さん、夢を形に

建設会社の新社屋1階にボクシングジムを開いた森進一さん(右)=大石田町大石田

 大石田町中心部の一角にボクシングジムが開設され、人気を集めている。町内の建設会社社長で元プロボクサーの森進一さん(50)が「競技の魅力を子どもたちに伝えたい」と新社屋に組み入れ、夢を形にした。公立中学校の部活動の地域移行を見据え「受け皿になれれば」とも話す。

 森さんは専門学校時代に、元世界王者の辰吉丈一郎さんに刺激を受け、埼玉県内のジムに通い、プロライセンスを取得。後楽園ホール(東京)でデビューを果たした。「強くなっていく面白さを知ってほしい」と故郷でジムを開く構想を温め、家業手伝いを経て社長になるのを機に具現化へ始動。移転新築した2階建て社屋1階に昨年7月、開所した。

 3.8メートル四方の小ぶりなリングに加え、サンドバッグや貸し出し用のグローブ、ヘッドギアなども充実。計9種類のマシンも導入し、健康づくり機能を持たせた。国の事業再構築補助金を活用した。

 不定休で営業は午前8時~午後8時(冬季は午前9時から)。ボクシングとフィットネス利用で月額8800円。子ども、シニア料金もある。問い合わせは一二三建設工業0237(53)9173。

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