報道やSNSを見て我慢しがちな被災者 「困っている人の声を拾い上げたい」 被災地支援を7回経験の沖縄県社協・仲村さん、能登へ

 能登半島地震で沖縄県社会福祉協議会(湧川昌秀会長)は2月5~9日、石川県能登地域に民生部の仲村政利さんを派遣する。出発式が29日、那覇市の同社協で開かれた。

 仲村さんは熊本地震や九州北部豪雨などの被災地で過去7回、災害支援活動に取り組んだ経験がある。「被災者は報道やSNSを見て『自分より被害を受けている地域があるから』と耐えてしまう。現地で困っている人の声を少しでも拾い上げたい」と話した。

 湧川会長は「持ち前の明るさで丁寧に対応し、元気に帰ってきてほしい」と激励した。

(社会部・末吉未空)

仲村政利さん

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