ハミルトンのマネージメントチームにかつての右腕ハインズが再加入。F1レース活動に同行しトラックサイドでサポートへ

 ルイス・ハミルトンはF1の2024年シーズンに向けて、元マネージャーのマーク・ハインズを自身のもとに呼び戻して準備を進めている。

 元イギリスF3チャンピオンのハインズは、2016年から2021年までハミルトンとともに仕事をし、彼のマネジメント会社『プロジェクト・フォーティフォー』の経営を監督していた。ふたりは良好なパートナー関係にあり、ハミルトンは彼と組んでいた期間中に7つの世界タイトルのうち4つを獲得した。

 ハインズは2021年に自身のビジネスに集中するために辞任し、ハミルトンは経営陣の再編を余儀なくされ、カナダのメディアタレントマネージャーであるペニ・ソウを迎え入れた。ソウの企業『Copper』社は、7度の世界チャンピオンであるハミルトンとともに、彼のグッズブランド『Plus 44』やノンアルコールテキーラ『Almave』の立ち上げ、また、Apple TV+との2件のプロジェクトや現在制作中のブラッド・ピット主演のF1映画など、さまざまなプロジェクトに取り組んだ。

 しかしながらCopper社との契約は昨年末で終了した。それでもハミルトンはいくつかの分野でソウとの仕事を継続する予定だ。

2017年F1第8戦アゼルバイジャンGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)&マーク・ハインズ

 一方、ハインズの職務は「レース活動のみに集中する」ことであり、ハミルトンのレースに同行してトラックサイドでサポートを提供する。ハミルトンの広報担当者は『The Telegraph』紙に対し次のように語った。

「ルイスはF1の新シーズンが始まるのを楽しみにしており、長年の友人でかつての同僚でもあるマーク・ハインズと協力する。ハインズはコース上でルイスを支援するための専門知識を提供する予定だ」

「マークはレース活動のみに専念し、トップにおける戦いに戻るというルイスのコミットメントをサポートする」

 信頼できるパートナーとふたたび組むということは、F1で2年間の低迷を経たハミルトンの新たな決意を意味する可能性が高い。彼の最後の勝利は2021年のサウジアラビアGPまでさかのぼる。

 メルセデスは2月14日、シルバーストンから生中継されるデジタル発表会を通じて、2024年型マシン『W15』を発表する。その1週間後にはバーレーンでプレシーズンテストが始まる。

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