陸上自衛隊駒門駐屯地は後輩の隊員に、性的な言動をしながら体に触れるセクハラを行ったとして、40代の男性自衛官を懲戒処分しました。
停職5か月の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊駒門駐屯地の「第1後方支援連隊」に所属する男性2等陸曹(44)です。
駒門駐屯地によりますと、この男性自衛官は2022年3月3日から4日までの勤務時間中に、後輩の女性隊員に対して、性的な言動をしながら体に触れて、精神的苦痛を与えるセクハラ行為をしました。事件はセクハラを受けた女性隊員が同僚に相談し、部隊に報告したことで発覚しました。
処分を受けた男性自衛官は「なぜこうした行為をしたのかうまく説明できない」と述べながら、「被害者に対して大変申し訳なく部隊にも迷惑をかけてしまった。 二度とこのようなことが無いよう深く反省している」ということです。
「第1後方支援連隊」連隊長の山口護1等陸佐は、「規律厳正にして国民の生命と財産を守る自衛官がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾であり、隊員に対する服務指導の強化を図る所存です」とコメントしました。