中学校長が懲戒免職 コンビニでセルフ式コーヒー不正利用 兵庫県教委が処分

兵庫県庁3号館=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県教育委員会は30日、コンビニのセルフコーヒーを不正利用したとして、同県高砂市立中学校の男性校長(59)を懲戒免職処分とした。窃盗容疑で書類送検され、神戸地検姫路支部が22日付で不起訴処分(起訴猶予)とした。

 県教委によると、校長は昨年12月、高砂市内のコンビニでレギュラーサイズのコーヒーを購入しながら、ラージサイズの分量を注いだ。同年6月から同市内などで計7回多く入れたという。同県警高砂署が任意で調べていた。

 ほかに、野球部の指導で部員に暴言を吐くなどした高砂市立中学校の男性教諭(41)を減給10分の1(1カ月)とした。この教諭は2020年5月にも体罰をしたとして戒告処分を受けている。(鈴木雅之)

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