「らしさを残しつつ、個性を出せる」髪型に悩む中学生に朗報!校則も気にならない“ヘアスタイル集”できました!

全国で校則の見直しが進む中髪型に悩む中学生に向けて、静岡県理容組合が「ヘアスタイル集」を作りました。提案しているのは、おしゃれと好感度を意識した「自分らしい」髪型です。

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「きょうはどんな感じに?」
「ボリュームを抑えたいのと、前髪はちょっと上で、横も短くしたい」

中学生が多く通う静岡市葵区のヘアサロンです。髪質などはもちろんその子の学校生活に合わせた髪型を提案しています。

<Hair Space Katy 加藤忠志店長>
「部活やっている子、髪の毛が激しいスポーツして邪魔という時に、耳にかけてすっきりして、汗も気にならないかなと」

中高生の髪型をめぐってはツーブロックの禁止や長さの規定など、明確な理由が分からない校則が議論の的になっています。こうした動きを受けて、文部科学省は12年ぶりに生徒指導のルールを改訂し、全国で校則の見直しが進んでいます。

そんな中、県理容組合が作ったのは、髪型に悩む中学生向けのヘアスタイル集です。地元の中学生がモデルを務め、髪の硬さや量などに合わせた12種類の髪型を提案しています。その中の「ジェンダーレスショートマッシュ」は、全体に長さを残し自然な丸みを出した男女どちらもOKなスタイルです。

<女子中学生>
「ツーブロックが学校で禁止されているんですけど、このカットだと、スポーツ中でも邪魔にならないようなカットになっている」

さらに、スタイル集では、寝ぐせやくせ毛など、中学生の日々の悩みへのアドバイスも載せています。

<女子中学生>
「中学生のヘアーカタログはあまりないと思うので、中学生らしさを残しつつ、個性を出せるようなカタログですごくいい」

<Hair Space Katy 加藤忠志店長>
「言葉だと髪型はなかなか想像つかないところがあるので、そんなときに冊子を見て『このぐらいのツーブロックなら学校でもいいのでは』という1つの基準として使っていただけたら」

言葉にすると抽象的な「中学生らしさ」を目に見える形にした今回の取り組み。ヘアスタイル集の内容は県理容組合の公式サイトでも見ることができます。

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