ユーロ圏GDP、ゼロ成長 23年10~12月、金利足かせ

 【ブリュッセル共同】EU統計局は30日、ユーロ圏20カ国の2023年10~12月期の実質域内総生産(GDP、季節調整済み)暫定速報値が前期比で横ばいのゼロ成長となったと発表した。マイナス成長の7~9月期(0.1%減)から回復したが、高い金利が経済活動の足かせになったとみられる。

 ユーロ圏経済の柱とされるドイツが前期比0.3%、アイルランドが0.7%、リトアニアが0.3%それぞれ減少。一方フランスはゼロ成長で、イタリアは0.2%増、スペインは0.6%増だった。

 23年の成長率はユーロ圏とEU27カ国でともに0.5%増。ユーロ圏の10~12月期の前年同期比は0.1%増だった。

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