茂木派、政策集団に移行し維持 自民6派閥、解散は4派

 自民党の茂木敏充幹事長が率いる茂木派は30日、議員会合を党本部で開き、「金と人事」を切り離した政策集団へ移行する方針を確認した。政治資金パーティー裏金事件を受けた党改革の中間報告に沿った。これまでと形態を変えた上で、議員の集まりは維持する。今後の運営方法や政治団体「平成研究会」の扱いは協議を継続する。出席者が明らかにした。

 これにより党内6派閥の存廃が固まった。安倍、岸田、二階、森山4派は解散方針を決定。麻生派は麻生太郎副総裁が政策集団として存続させると明言しており、茂木派とともに議員の集まりを継続する。茂木派参院側は29日に協議、残るか退会するかは個人で決めると確認した。

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