「アンテナ揺れている」屋根の修繕工事、相場より高く 不備書面交付疑い2人逮捕

京都府警本部

 京都府警生活保安課と向日町署は30日、特定商取引法違反(不備書面交付など)の疑いで、住所不定、工事請負会社役員の男(29)と大阪府東大阪市の屋根修繕業の男(25)を逮捕した。

 2人の逮捕容疑は共謀し、2022年7~8月、京都市右京区の77~91歳の男女3人に対し、屋根の修繕工事の契約をしながら、代金の支払い時期などを載せた契約書面を交付しなかった疑い。

 府警によると、両容疑者は右京区の3人の自宅を訪れて「アンテナが揺れている」「瓦がずれている」などと告げ、その場で工事の契約を結んで翌日から工事を開始。3人は代金として相場より高い44万~120万円を支払ったという。

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