後半AT弾で追いついた韓国がPK戦の末サウジアラビアを撃破、オーストラリアの待つベスト8進出【アジアカップ2023】

[写真:Getty Images]

アジアカップ2023・ラウンド16のサウジアラビア代表vs韓国代表が30日に行われ、1-1で120分を終了。PK戦の末、2-4とした韓国がベスト8進出を決めている。

グループF首位のサウジアラビアとグループE2位の韓国による優勝候補対決。

サウジアラビアはアル・ドサリやカンノ、アル・シェフリらが先発。対する韓国はソン・フンミンやキム・ミンジェ、イ・ガンインらがスタメンとなった。

共に3バックでスタートした中、サウジアラビアがボールを持つ展開で推移。そんな中26分、韓国はソン・フンミンがロングフィードを収めてボックス内へ侵入し枠内シュートを浴びせた。

前半半ば以降もサウジアラビアがポゼッションしていた中、41分に決定機。CKから2度、立て続けにヘディングシュートがバーに直撃した。

ゴールレスで迎えた後半、アル・シェフリに代えてラディフを投入したサウジアラビアが開始30秒に先制する。決めたのは投入されたばかりのラディフ。アル・ドサリのダイレクトパスを受けてボックス左に侵入し、シュートを決めきった。

マンチーニ采配が的中して試合を動かしたサウジアラビアに対し、追う展開となった韓国のクリンスマン監督はファン・ヒチャンを投入。しかし好機を作るには至らず時間が過ぎていく。

ミドルシュートで牽制され、流れを引き寄せられない韓国は86分にようやく決定機。だが、ファン・インボムのシュートはGKにセーブされ、二次攻撃からソル・ヨンウの放ったヘディングシュートもGKアル・カサールに阻止された。

後半最終盤にかけて韓国が圧力をかけた中、追加タイム3分にはチョ・ギュソンのヘディングシュートがバーに直撃。運にも離されてこのまま敗退かと思われたが、追加タイム9分に劇的同点弾。

サイド攻撃で揺さぶった流れからチョ・ギュソンのヘディングシュートが今度はネットを揺らした。

迎えた延長戦、土壇場で追いついた韓国が押し込む中、延長後半11分にはイ・ガンインが枠内シュートを放つもGKにセーブされ決着つかず。

PK戦では4人全員が成功した韓国に対し、サウジアラビアは2人が失敗して韓国が勝利。オーストリアの待つベスト8進出を決めている。

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