米FRB、金利維持の公算 利下げ関連の議長発言焦点

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は30日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を始めた。31日までの2日間で、終了後に決定内容を公表する。物価上昇率が縮小傾向にある中で、政策金利を維持する公算が大きい。パウエル議長が記者会見で利下げ開始時期などに関して言及するかどうかが焦点。

 FOMC出席者の昨年12月の経済見通しでは、2024年中に3回の利下げを予想。金融関係者の一部が3月にも利下げを始めると期待する一方、FRBのウォラー理事は今月16日の講演で「急がず、慎重に政策を調整する必要がある」と早期の利下げ開始に慎重な姿勢を示した。

© 一般社団法人共同通信社