カタールW杯で躍進のモロッコがラウンド16でまさかの敗退…南アフリカ&マリが8強入り【CAN2023】

[写真:Getty Images]

アフリカ・ネーションズカップ(CAN)2023のラウンド16の2試合が30日に行われた。

カタール・ワールドカップ(W杯)で躍進を見せたモロッコ代表と、2大会ぶりの8強入りを目指す南アフリカ代表の一戦は、0-2で勝利した南アフリカが準々決勝進出を決めた。

グループFを無敗で突破したモロッコは、2大会連続の8強入りを懸けた一戦に向けてGKボノやハキミ、アムラバト、エン=ネシリといった主力を起用した。

立ち上がりから一進一退の展開が続く中、モロッコは33分にネットを揺らす。マズラウィのヒールパスで左サイドを抜け出したアドリがボックス左横からクロスを供給。このこぼれ球をボックス手前で再び拾ったマズラウィの放ったミドルシュートがゴール右に吸い込まれたが、これはアドリのオフサイドを取られ、ゴールは取り消された。

ゴールレスで迎えた後半、先にチャンスを作ったのはモロッコ。50分、左サイドをドリブルで持ち上がったマズラウィがボックス左でムダウに倒されたが、VARの末にノーファウルと判定と判定された。

対する南アフリカは後半最初のチャンスをゴールに結びつける。57分、テンバ・ズウェインのパスでDFの裏に抜け出したマクゴパがボックス左から冷静にゴールネットを揺らした。

先制を許したモロッコは、60分にアドリとアマラーを下げてアミーヌ・アリとサイバリを、70分にはマズラウィを下げてエル・カービを投入。すると75分、アムラバトの右クロスからエル・カービがヘディングシュートでゴールに迫ったが、これは枠に上に外れる。

攻勢を続けるモロッコは81分、右クロスをボックス左深くまで駆け上がったサイバリが左足で折り返すと、中央のエル・カービがダイレクトシュート。これがムヴァラの左手に当たると、オンフィールドレビューの末にPKを獲得。しかし、ハキミのPKはクロスバーに当たり、枠の上に外れた。

1点を追うモロッコだったが、92分にモコエナのロングカウンターをファウルで止めたアムラバトがレッドカードで退場となり数的不利となると、このファウルで与えたFKをモコエナに直接ゴールに叩き込まれ、万事休す。

結局、試合はそのまま0-2で南アフリカが勝利し、2大会ぶりのベスト8進出を決めた。

また、グループEを首位通過したマリ代表とグループDを2位通過したブルキナファソ代表の一戦は、2-1で勝利したマリが準々決勝進出を決めた。

モロッコ代表 0-2 南アフリカ代表
【南アフリカ】
マクゴパ(後12)
モコエナ(後50)

マリ代表 2-1 ブルキナファソ代表
【マリ】
オウンゴール(前3)
シナヨコ(後2)
【ブルキナファソ】
ベルトラン・トラオレ(後12[PK])

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