屋根付きのサッカースタジアムとしては、国内初の「街なかスタジアム」となる「エディオンピースウイング広島」で、開業を翌日に控えた31日、竣工式が開催されました。竣工に合わせて、「キャプテン翼」の巨大な壁画もお披露目されました。
小林康秀キャスター
「雨が降る中で竣工式が始まりますが、屋根がついているスタジアムですので、スタンドで傘を差す人は誰一人いません」
午前9時半すぎから始まった式典には、広島市長や県知事、サンフレッチェ広島会長など関係者約240人が出席しました。
サンフレッチェ広島久保允誉会長
「25年間、専用スタジアムと言い続けて、きょうこうして竣工式を迎えると。感無量でございます」
新しいスタジアムの屋根は、名前の由来となった「翼」をモチーフにしています。メインビジョンの大きさは国立競技場と同じ、国内最大級の規模を誇ります。観客席は2万8520席。スタンド最前列と、ピッチまでの距離は8メートルで、臨場感を味わえます。
「キャプテン翼」作者書き下ろし 世界平和を発信する巨大壁画も登場
またこの日、スタジアムの東側でお披露目されたのが、「キャプテン翼」の巨大な壁画です。
除幕式には作者の高橋陽一さんも出席しました。この壁画は実際のストーリーで
主人公の大空翼が、サッカーで世界平和を訴えるシーンをもとに、高橋さんが書き下ろしています。
サンフレッチェは、スタジアムを拠点に世界に平和を発信するプロジェクトを進めることにしていて、壁画はその象徴=「ピースウォール」になります。
スタジアムは、2月1日に開業し、5日までは、寄付をした個人や団体の内覧会が開催されるということです。